2020年に電験3種の受験を思い立ち、勉強を始め試行錯誤を繰り返した結果、足掛け2年で無事に合格することができました。
あくまでも私個人の一体験ですが、これから勉強されている方にとって少しでも参考になれば幸いです。
是非とも最後までご覧ください。
結論
私の電験3種受験体験記
勉強を始めたきっかけ
大学を卒業して就職して以降、仕事に関する内容や自分の興味の赴くままに資格の勉強をして取得してきました。(具体的な内容は運営者情報をご覧ください)
業務は電力関係ではありませんので、電験3種は直接的に必要ではありませんが、学生時代の知識の整理や棚卸のために勉強を開始しました。コロナ渦となって家で過ごす時間が増えたということも後付けの理由となりました。
具体的な勉強内容
2020年2月
勉強を始めた当初は、テキストを読み、問題を解くという非常にスタンダードな勉強方法をしました。
まずは数学の復習と理論科目に取り組みました。一応大学で電気を学んだ者として昔取った杵柄で、「なんとかなるかな」というレベルに達しました。
テキストはみんほしシリーズを使い、問題集を2回やりました。
その結果が下記です。1回目は三相交流回路と電気測定はほぼ全滅でした。2回目になっても三相交流回路と電気測定はあまりできていませんが、全体としては7割弱取れており、「まぁ何とかなるかな」という感じでした。
2020年3月-4月
しかし、機械のテキストを見て、「これは正直厳しいな」と感じました。
その理由は内容がまったくイメージできないためです。そこでYouTubeで何かいい説明動画がないか探しました。
色々と見た中で一番わかりやすいと感じたのが、「電験合格」先生でした。
「こんな有用な動画が無料で見れるなんて!」
と衝撃を受けました。
さらに他にもないかと探して見つけたのが、「aki塾長」の動画でした。
ここからはこのお二方の動画をメインにして勉強を進めました。
1度見てすぐに理解できるものはいいですが、そうでないものは繰り返し視聴しました。
その結果、問題集の2回目、3回目で7割程度を取ることができるようになりました。
「機械も何とかなるかな」というレベルに達することができました。
2020年5月-6月
電力も機械と同様に動画視聴をメインに進めました。
機械よりはまだ理解が早くでき、問題集も2回目である程度できるようになりました。
ただ、電力計算や線路計算、電線のたるみと支線はあまりできがよくありませんでした。
結果として、これが法規不合格の一因となりました。
2020年6月末-7月
法規も同様にやりましたが、覚える内容が多いため、試験直前に後回ししました。
結果として、これが法規不合格の原因になりました。単純に時間が足りませんでした・・・
2020年8月-9月
8月から9月の試験前まではほとんどひたすら過去問に取り組みました。
過去問は10年分を3回は繰り返しました。
ただここでも法規は時間が足りずできませんでした。今から思えば・・・ですが、結果論です。
1回目の試験(2020年9月)
1回目の試験は2020年の9月13日。
私は愛知県在住で、試験会場は名古屋市のポートメッセなごやでした。
ドーム状の非常に広い建物で、机が等間隔で置いてありました。
1回目の受験では、4科目すべて受験しましたので、朝から夕方までの1日がかりで、とにかく疲れました。帰り道ではへとへとになりました。
その結果です。
電力:自己採点80点⇒合格
機械:自己採点60点⇒合格
法規:自己採点49点⇒不合格
3科目の科目合格をすることができました。法規に関してはやはり準備不足でした。
それでも3科目に合格できたことは大いに自信になりました。
勉強の再スタート
残りが法規1科目ということで、かなりの間勉強をさぼっていました。とは言え、電験の勉強をさぼっていただけで、他の勉強をしていましたので、勉強自体をさぼっていた訳ではありません。(FPの勉強をしたり、ブログの勉強をしてこの電験3種ドットコムを作ったりしていました)
6月末になり、試験まで残り2カ月となったため、
「さすがにそろそろやらねば」
と思い、再スタートしました。
法規1科目でしたので、繰り返しテキストを読み、動画を視聴して内容を覚えていきました。
愚直に取り組みました。
そして過去問も3回以上繰り返したことで、
「大丈夫だろう」
と思えるレベルまで達しました。
2回目の受験(2021年8月)
2回目の試験は2021年の8月22日。
試験会場は名古屋市のウインクあいちでした。
会議室で各机に1人が座るという感じでした。
法規1科目だけでしたので、気持ちの面でも割と楽でした。
その結果です。ほぼほぼできて手応えもあり、自己採点結果もばっちりでした。
まとめ
20年(1回目):
理論、電力、機械に科目合格
21年(2回目):
法規のみ受験し合格
⇒電験3種に合格!
テキスト、過去問、YouTube、この3種の神器を使って独学で無事に合格することができました。
足掛け2年かかりましたが、知識が身に付きました。そしてそれ以上にこうして自分が欲しかったサイトを作ることや発信をすることができ、とても良い経験になりました。
私の体験記や、このサイトがこれから勉強される方にとって少しでも参考になれば幸いです。
20年(1回目):
理論、電力、機械に科目合格
21年(2回目):
法規のみ受験し合格
⇒電験3種に合格!