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電験3種ドットコムとは・・・

電験3種ドットコムは、電験3種に独学で合格するためのノウハウ、参考動画、過去問題等をご紹介するサイトです。

次回の試験日は2025年3月23日

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各科目の部屋

電験とは

電験とは、電気主任技術者試験の略称です。

電験3種とは、以下に定義されています第3種電気主任技術者試験のことになります。

電気保安の観点から、事業用電気工作物の設置者(所有者)には、電気工作物の工事、維持及び運用に関する保安の監督をさせるため、電気主任技術者を選任しなくてはならないことが、電気事業法で、義務付けられています。

 電気主任技術者の資格には、第1種、第2種及び第3種電気主任技術者の3 種類があり、電気工作物の電圧等によって次のように必要な資格が定められています。

  • 第1種電気主任技術者
    すべての事業用電気工作物の工事、維持及び運用の保安の監督を行うことができます。
  • 第2種電気主任技術者
    電圧17万ボルト未満の事業用電気工作物の工事、維持及び運用の保安の監督を行うことができます。
  • 第3種電気主任技術者
    電圧5万ボルト未満の事業用電気工作物(出力 5千キロワット以上の発電所を除く。)の工事、維持及び運用の保安の監督を行うことができます。

出典:一般財団法人 電気技術者試験センター

電験3種の概要を解説

電験3種の概要解説動画

【電験3種とは】第3種電気主任技術者の概要について説明!

受験資格は特になし

受験資格に制限はありません。

そのため、年齢や学歴、職歴に関わらず誰でも受験することが可能です。

試験日程は年2回

試験日程はこれまで年1回でしたが、2022年からは年2回となりました。
2023年度の電験3種の試験日程は以下です。

上期試験
2023年8月20日(日)
※試験申込期間:5/15(月)から6/1(木)

下期試験
2024年3月24日(日)
※試験申込期間:11/13(月)から11/30(木)

受験手数料

インターネットでの申込と郵送での申込で手数料がやや異なります。

インターネットでの申込を選択する方が手軽ですのでおすすめです。

  • 7,700円(インターネットでの申込)
  • 8,100円(郵送での申込)

試験は全体で4科目

電験3種は、理論、電力、機械、法規の4科目が出題されます。

そして、科目別に試験が行われます。

科目ごとの出題範囲は一般財団法人 電気技術者試験センターによりますと、以下の通りです。

  1. 理論
    電気理論、電子理論、電気計測及び電子計測
  2. 電力
    発電所及び変電所の設計及び運転、送電線路及び配電線路(屋内配線を含む。)の設計及び運用並びに電気材料
  3. 機械
    電気機器、パワーエレクトロニクス、電動機応用、照明、電熱、電気化学、電気加工、自動制御、メカトロニクス並びに電力システムに関する情報伝送及び処理
  4. 法規
    電気法規(保安に関するものに限る。)及び電気施設管

出題形式は科目によってやや異なる

各科目の解答方式は、マークシートに記入する五肢択一方式です。

各科目ごとにA問題とB問題と呼ばれる問が出題されます。

  • A問題:1つの問いに対して1つを回答する問題
  • B問題:1つの問いに対して設問が2つあり、その2つに回答する問題

理論、電力、機械、法規の各科目ごとに出題数と形式がやや異なります。

問題数は、理論、電力、機械が全体で20問です(A問題が14問、B問題が3問)。

法規は全体で16問です(A問題が10問、B問題が3問)。

そして、理論と機械ではB問題に選択して一方を解答する問題があります。

電力と法規では選択方式はなく、すべての出題に解答が必要です。

具体的には過去問を参照ください。

  1. 理論
    A問題:14題(問1から問14)
    B問題:3題(問15から問18)
    ※問17と問18は選択方式
  2. 電力
    A問題:14題(問1から問14)
    B問題:3題(問15から問17)
  3. 機械
    A問題:14題(問1から問14)
    B問題:3題(問15から問18)
    ※問17と問18は選択方式
  4. 法規
    A問題:10題(問1から問10)
    B問題:3題(問11から問13)

試験は1日がかり

電験3種の試験は朝から夕方までの1日がかりです。

2021年の試験時間は以下の通りです。法規が終わるころにはくたくたになります。

また、朝は8:55までに集合となっていますので、試験会場までは早めの移動も必要です。

お住いの地域と試験会場の位置によっては前泊が必要な方もみえますので、事前に確認しておきましょう。

  1. 理論
    9:15から10:45(8:55までに集合)
    試験時間は90分
  2. 電力
    11:25から12:55(11:05までに集合)
    試験時間は90分
  3. 機械
    14:15から15:45(13:55までに集合)
    試験時間は90分
  4. 法規
    16:25から17:30(16:05までに集合)
    試験時間は65分

合格基準は6割

各科目の合格基準は60点を最大に、毎年科目によって少しずつ調整がされています。

毎年一定ではありませんが、60点を取れれば確実に合格できますので、60点以上を取れるように準備していきましょう。

科目合格の制度あり

試験の結果は科目別に合否が決まります。
そのため、4科目すべてに合格すれば、第3種電気主任技術者試験合格となります。

一方で、一部の科目だけ合格した場合には科目合格となって、翌年度及び翌々年度の試験では申請によりその科目の試験が免除されます。

つまり、3年間で4科目の試験に合格すれば第3種電気主任技術者免状の取得資格が得られます。

ただし、科目合格をしても、その有効期間が切れると再度受験をする必要があります。

試験で使用可能な電卓

試験では、四則演算とルート計算を行うための電卓を使用することができます。

ただし、以下の電卓は使用できません。
使用した場合は、不正行為となりますのでご注意ください。

  • 数式が記憶できる電卓
  • 関数電卓
  • 印字機能を有する電卓

電卓の使用に際しては、音を発することはできません。

試験実施団体

電気主任技術者試験は、一般財団法人電気技術者試験センター様により実施されております。

また、過去問題の著作権は、一般財団法人電気技術者試験センター様に帰属しています。

電験3種の受験者数と合格率を解説!

電験3種はいわゆる難関資格とされています。

資格試験の難易度は、それぞれの資格で受験者層が異なりますので一概に比較できません。

ただ、電気関係の資格で言いますと電気工事士よりは難易度が高いとされています。

その証拠に電験3種を取得している方は第1種、第2種電気工事士の筆記試験が免除されます。

一方で電気工事士を取得しても電験3種では免除等はありません。

これは、電験3種の中に電気工事士の筆記試験範囲が含まれていると言い換えることができます。

電験3種の受験者数と合格率

電験3種の受験者数は年にもよりますが、大体40,000人ほどです。

合格率は、これも年によりますが8~9%程度です。

10人に1人しか合格しないため、難関資格と言ってもいいでしょう。

ただ、電験には科目合格制度があり、科目合格率を見ますと、25~30%程度です。

そのため、4人に1人は科目合格できていると言えます。

1度に全ての科目に合格することは難しくても科目合格をして複数年で全科目の合格を目指すという手もあるということです。

※ただし科目合格には3年間という期限がありますので要注意!

詳しくはこちらを参考にしてください。

電験3種各科目の勉強方法を解説!

各科目の勉強方法に共通することとして、YouTube動画での勉強をおすすめします。

YouTube動画での勉強には3つのメリットがあります。

  1. 無料である
  2. 動画での解説はわかりやすい
  3. いつでもどこでも隙間時間でも見れる

これに加えて、ここ最近では大変わかりやすく、有益な動画が多数あります。

その中で私がおすすめするのは、下記のお二方の動画です。

  • 電験合格先生
  • aki塾長

当サイトではこのお二方の解説動画を各科目の各分野ごとにまとめて、リンクを掲載していますので、順番に勉強いただければと思います。

理論科目の勉強法

理論科目は電験3種の基礎となる科目です。

電気工学、電子工学全般の基本的な内容が問われます。

注意点として、基本的ということは簡単という訳ではありません。

むしろ一番難しい科目と言われる方もみます。

基本的≠簡単

そして、理論科目は計算問題が多く時間が足りなくなる傾向にあります。

そのため、理論科目の勉強をするためには、最低限の数学の知識が必要になります。

まずは数学をやってから、理論科目の各分野の勉強をすすめることをおすすめします。

その上で過去問を繰り返し解く、単純で何の工夫もないように見えますがこれがもっとも効果的な勉強方法です。

  • STEP1
    必要となる数学を勉強する
  • STEP2
    各分野(直流回路や静電気等)ごとの勉強を進める
  • STEP3
    過去問を繰り返し解く

理論科目の勉強方法については、こちらを参考にしてください。

おすすめの参考書については、こちらを参考にしてください。

電力科目の勉強法

電力科目は発電・変電・送電・配電までの一連の流れ全体が出題される科目です。

機械科目とも共通して言えることですが、内容になじみがない方はまず全体像をつかんだ上で勉強することをおすすめします。

具体的には、電力関係の全体像を解説している本を1冊読んでから勉強をするとよいです。

電力科目の勉強方法については、こちらを参考にしてください。

おすすめの参考書については、こちらを参考にしてください。

機械科目の勉強法

機械科目は四機と呼ばれる直流機、変圧器、誘導機、同期機とそれ以外のさまざまな分野が出題される科目です。

電力科目とも共通して言えることですが、内容になじみがない方はまず内容のイメージをつかむことが大切です。

具体的には、四機関係の全体像を解説している本を1冊読んでから勉強をするとよいです。

機械科目の勉強方法については、こちらを参考にしてください。

おすすめの参考書については、こちらを参考にしてください。

法規科目の勉強法

法規科目は読んで字のごとく、関連する法律の知識が問われます。

そのため、暗記が中心となります。

暗記方法は個々でのやり方があるとは思いますが、おすすめの方法としては下記のとおりです。

ここでも愚直に繰り返しやることがポイントです。

特に覚えたい点を絞って音読するともっとも効果的ですのでおすすめです。

  • 繰り返し読む、できれば音読する
  • 繰り返し解説動画を視聴する
  • 繰り返し問題を解く

電験3種に独学で合格するためのおすすめ参考書&アイテム

おすすめ参考書

電験3種に独学で合格するために最低限必要となるものは次の3点です。

  1. 各科目の参考書
  2. 電卓
  3. 過去問

まず必要になるものは、理論・電力・機械・法規科目ごとの参考書です。

書店で実物を見ていただければ分かりますように、かなり分厚い参考書になります。

それが4冊ということですので、出題範囲の広さが想像できると思います。

電験3種ではさまざまな参考書が出版されていますが、私は図解が多く分かりやすい記述がしてある、

「みんほし」シリーズ

をおすすめします。

TAC出版から出ています「みんなが欲しかった電験三種 教科書&問題集」のシリーズです。

電卓は計算問題を解くためには必須です。

2022年以降、CBT方式の試験になった場合はどうなるか定かではありませんが、現状では問題を解くために必要ですし、高価なものではありませんので、購入して使い慣れておいた方がいいです。

次に必要になるものは過去問です。

過去問はある程度勉強してから使用しますので、真っ先に購入する必要はありませんが、後々使用しますのでまとめて購入してもいいでしょう。

これに加えて、あった方がより効率的に勉強ができる参考書は次の3点です。

  1. 電験3種用の数学入門書
  2. 電力関係の入門書
  3. 機械関係の入門書

数学は学び直して損はありません。

現役の学生さんではない方は、一度数学をやり直してから理論科目を勉強した方が効率的になります。

また、電力や機械関係は全体像をイメージできるようになるためにも関連する入門書を読むことをおすすめします。

より詳しくはこちらの記事を参考にして下さい。

おすすめアイテム

おすすめするアイテムは、それがあると勉強をより効率的に進めることができるものになります。

次の3点をおすすめします。

  1. ブックスタンド
  2. タブレット
  3. ノイズキャンセリングイヤホン

ブックスタンドは分厚い参考書を開きたいページに固定するのに有用です。

またタブレットで動画を見る際にも重宝します。

タブレットはYouTube動画を見るためにあると便利です。

合わせてノイズキャンセリングイヤホンも動画視聴時に使いますし、参考書を読んだり問題を解いたりする際にも周りの雑音をカットして集中して勉強するうえで便利です。

より詳しくはこちらの記事を参考にして下さい。

電験3種の試験当日と自己採点方法を解説!

試験日当日の過ごし方

4科目すべてを受験する場合、1日がかりの長丁場です。

そのため、まず前日までに試験会場の場所と移動方法をチェックして決めておきましょう。

当日必要な持ち物もすべて用意して、当日の朝は確認のみにするべきです。

移動時間も余裕をもって出発した方が精神衛生上よいです。

万が一、渋滞に巻き込まれたり、電車が遅れるといったトラブルが発生した際も対応が可能になります。

そして前日は少しでも勉強したい気持ちは押さえて早く寝ましょう。徹夜なんて厳禁です!

当日は早めに試験会場へ行き、自分の席を確認することができたら特に次の2点に気を付けましょう。

  • テキストは自分が不安な点だけチェック
  • 周りの人の行動を気にしない

もちろん、不安な点が一切ない状態がベストですが、誰しもそんなことはできません。

そのため自分が不安に思う点だけをチェックして、あまりあれこれと確認する箇所を広げないことです。

いろいろと確認するとかえって不安になってしまいますので、最低限に抑えましょう。

また、周囲の人の行動は一切気にしないようにしましょう。

周りの方々はみな優秀そうに見えますが、そんなことはありません。

なぜなら10人に1人しか合格しない試験だからです。

自分自身に必要なことに集中しましょう。

より詳しくはこちらを参考にして下さい。

試験後の自己採点と合格発表について

自己採点は試験翌日に公式解答が出ますので、それを見て実施しましょう。

試験日当日でもネット上には解答速報が出ますが、それを見るよりも次の科目のチェックをした方がいいです。

そして試験日当日は、4科目を受験した場合、身体上も精神上も疲弊していると思いますので家に帰ってゆっくりと休みましょう。

合格発表は試験日から2か月後くらいになります。

2021年の場合は、試験日が8/22で合格発表が10/22になります。

この2か月間は自己採点の結果で、ある程度目星が付きますが、合格点は毎年60年ではなく各年で調整が入りますので55点の場合などはやきもきすると思います。

ただジタバタしても結果は変わりませんので、待つしかないです。

より詳しくはこちらを参考にして下さい。

最後に

1人でも多くの方が当サイトを使って電験3種に合格していただければ幸いです!

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